なでしこミーティング なでしこミーティング

東急電鉄で働く女性社員の
リアルが飛び交う座談会
~私たちの東急電鉄でのこれまでのこと、
これからのこと~

三渕 卓

高橋 葉子

人材戦略室 人事開発部 ダイバーシティ・キャリア開発課 主査

商学部 卒
1992年入社

幅広い事業領域で人々の生活に密着した仕事ができ、また、自分の人生経験を仕事に反映し得るところに魅力を感じて入社。最初の配属は生活情報事業部スポーツ事業課で、高級フィットネスクラブの開業プロジェクトに参加。その後、フィットネス系事業全体の販促に携わる。社内公募にてメディア事業部門に異動し東急沿線情報サイト「SALUS」を立ち上げる。その後、東急電鉄とソニー㈱等が立ち上げたブロードバンドコンテンツ配信会社に出向。さらに東急セキュリティへ出向し営業所長に。3年前に復職し、人事部門で採用業務を担当、現在は全社のダイバーシティを推進する。

石寺 敏

初田 直美

都市創造本部 運営事業部 営業三部 駅資産営業課 課長補佐

経済学部 経営学科 卒
2003年入社

事業開発に興味があり、中でもインフラを持っていることが非常に強みだと感じ入社。入社から丸6年間はranKing ranQueen(ランキンランキン)という小売の店舗のマーチャンダイジング・企画・新規店舗開発・広報と幅広く業務を推進。その後、商業部で商業施設のプロパティマネジメントを経て、産休育休を取得。復帰後は、武蔵小杉の開発に携わり店舗リーシングを担当。現在は、駅と共に、街に合ったお店で、毎日の生活を楽しく便利にする街の顔としての商業施設、“エトモ”の運営・開発・販促等を担当している。

朝倉 敦子

加藤 英理子

都市創造本部 開発事業部 沿線都内開発部 南町田担当

理工学部 建築学科 卒 理工学研究院建築学専攻
2006年入社

興味の対象が「人」「人と空間の関係」「人々の生活」といった方向だったため当社を受ける。商業施設の開発を志望し、入社後、たまプラーザ駅周辺開発計画(たまプラーザ テラス)の主に建築を担当。研修期間なし、いきなりの大型プロジェクトの実践で当時は困惑も悔し涙もあったが、この4年半で得た経験や仕事に対する意識が、現在の糧になっている。その後、5年半住宅(分譲マンション)の部署にて住宅単体プロジェクトや再開発プロジェクトの住宅関連業務等を担当。現在は南町田拠点創出まちづくりプロジェクトの商業施設計画を担当している。

朝倉 敦子

古川 久美子

生活創造本部 生活サービス事業部 メディア・マーケティング部 東急ロイヤルクラブ事務局

政治経済学部 政治学科 卒
2011年入社

地域密着で長く深く仕事に取り組めるところに魅力を感じて入社。東急ベル事業、TOKYU POINT CARD・電車で貯まるTOKYU POINTなど、多くの事業の立ち上げに携わる。その経験から「なぜ当社の中で一定の投資をしてでもこの事業をするのか?事業の存在意義は?」を考えながら仕事に臨むようになった。2016年に東急グループ横断的なロイヤルカスタマー制度「TOKYU ROYAL CLUB」の立ち上げに携わり、現在はその運営や制度の拡充を担当している。

東急電鉄に入社した当時に感じたこと

加藤 最初に配属された職場が、たまプラーザ駅直結のショッピングセンター「たまプラーザテラス」を開発する部署だったのですが、一人ひとりの考えや納得感を大切にしている会社だなと感じました。例えば、建物をつくるときも、お客さまのことはもちろんですが、リーシング担当、開業後運営管理する人、販促する人にとってどうなのかと、あらゆる立場の人のことを考えるというスタンスがあり、建築担当だけの視点にならないように、いろんな立場の人の意見を聞いて徹底的に議論をしていました。入社したばかりの私でも、専門の建築以外のことにも意見が言えて、しっかり尊重してもらえる雰囲気がありました。
古川 私たちの仕事は、「企画職」なんだなと入社して初めて分かりました。就活しているとき、文系って結局営業になるのかなと思っていたのです。でも入社してみると、企画から自分で考えなければならないことがいっぱい。文系でも、何かを創りあげることに携われるんだと、とてもワクワクしたことを覚えています。
初田 私は「人柄がいいな」と思いましたね。都市開発するうえで、自分たちが良ければいいという考えはなくて、地域や商店街など、地元の人たちみんなが納得できる開発をしようというのが統一見解としてあって、そこが当社らしいカラーかなと思いますね。
高橋 私の場合は、まず生活サービス部門(当時の生活情報事業部)のスポーツ事業課に配属されて早々に、新規開業予定のスポーツクラブ内のプロショップ業務を任されました。まさか新人の私がという戸惑いもありましたが、でも、やるしかないので、自分で街なかのスポーツショップを見て回り、良い水着だなと思ったら商品タグの裏を見てその会社に電話したりして、取引先を開拓しました。大変ではありましたが、任せてもらえる面白さや責任感を実感する毎日で、今ではとてもいい思い出です。
初田 私も最初は生活サービス事業だったので、早い時期から仕事を任されましたね。営業に行くときも、相手先の社長に新入社員の私ひとりで会いにいくということもありました。
高橋 それはいい経験!振り返ってみると、入社するまではそれほどの裁量を若いうちから任せてもらえるとは思っていませんでした。いい意味で、ギャップだったのかもしれません。

東急電鉄にどんな個性が集まっているか

古川 仕事はチームプレーでつくっていくことが多いので、「こういう人」という偏った特徴があるわけではなくて、それぞれに個性があるなと感じます。面白いことを思いつく人、誰かの出したアイデアを実現させる行動力のある人、とにかく熱意がある人、一方で冷静に客観的な判断をする人といった形で、いろんな人がいて、みんなでつくるから成り立っていると思います。
加藤 守らなければならない部分ももちろんありますが、新しいことがどんどん生み出されているのはそんなふうにいろいろな個性を持った人がいるからなのでしょうね。
初田 私も鉄道の会社ということで、もっと保守的な人が多いかなと思っていたのですが、でも意外に、「チャレンジしていいよ」って言ってくれる土壌があって驚きました。上司から「お前の失敗なんて大した問題じゃない」と言ってもらえたので、若手のうちからかなり自由にやらせてもらえました。
高橋 確かに性別や年齢にこだわらない自由闊達な雰囲気がありますね。私は92年入社ですけど、そのころでも女性だから聞いてもらえないといった記憶はありません。だから自分の意見を言えて、仕事にも反映できているという充実感があります。

女性がしっかりと働ける会社

初田 私が産休した後、当時の商業部で、産休復帰するのは私が初めてだったんです。前例がないので、子どものお迎えなどがあっても、早く帰りづらいかなと思っていたんです。でも、周りの先輩方が「あなたが基準になってしまうから、後輩が続けるよう無理しないでね」と言ってくれて、上司にも絶対帰すように働きかけてくれました。そんな周りの温かいサポートもあったから、気持ちよく復帰できました。
高橋 周囲のサポート体制は本当に大切ですよね。私は総合職入社の5期生になるので、1~4期生(1988~1991年入社)の先輩方と時々お話をしますが、女性だからとか、管理職だからといった気負いみたいなものは感じられなくて、以前と変わらず自然体でおられるように感じます。また、お子様を育てながら管理職を担われている方も何人もいるのですが、そういった方々からも初田さんの仰られたようなお話はよく耳にしますね。先輩たちが自然体で着々とステップアップして重責を担われているというのが心強いし、後輩にも自信をもって話せます。
古川 先輩社員の中でも男性と同じく活躍され、管理職につかれている方がたくさんいます。お子様がいらっしゃって時間に制限のある中でも、バリバリ皆さま働かれていて。女性として、後輩として、本当にあこがれます。働くママ・パパ支援については制度の面でも風土の面でも、当社は恵まれていると思いますし、さらに改善していくという姿勢を持っているので、女性活躍のリーダー企業になっていければいいなと思います。
加藤 マンション部署で働いていた頃、部内の女性だけを集めてマンションに関する座談会を開催し、それを付加価値アップ提案として企画書にまとめたことがありますが、それが現在の商品にも活きてきています。これは女性だからこそできた企画でしたね。商業施設にしろ、住宅にしろ、サービスにしろ、消費者の主体は女性なので、社内でも私たち女性の意見はかなり重視されていて、仕事のやりがいもあります。
高橋 そのマンションは大変好評で、販売状況もとても良いと噂で聞きましたよ。
加藤 そうなんです!細かなところにまで目が届いているということで、女性からのみでなく、旦那さまからの評判もいいようです。

これまでの仕事で印象に残っていること

高橋 私が20代後半の頃、当時はバブル後ということもあり、私が担当したフィットネスクラブ事業の業績も対前年割れしていました。なんとかしたいという思いから、現場に携わる若手リーダー(委託会社のヘッドコーチを含む)と本社課長と担当をメンバーとする販売促進会議を発足させ、そこで広告や販促方法、プログラムなどを新たに皆で考え直していきました。そして、業績が徐々に回復するなど、何とか結果を出すことができました。このときに感じた達成感と喜びは、今でも仕事をするうえで、自分の心の支えの一つになっています。
加藤 たまプラーザ駅には大きな屋根があるのですが、あれは元々の計画にはありませんでした。駅舎部分の計画・工事を担う鉄道事業の担当と基本計画の全体模型を見ながら議論していたときのことです。計画では今ある屋根より低いところに今より小さなものをつける予定だったのですが、「もっと高い位置に商業建物を覆うように大きな屋根をかけちゃおう」という意見が出されました。私は、「えっ、そんな大きく変えるの!?」と驚いてしまったのですが、その意見がきっかけとなって計画が見直されたんです。そして、訪れる方々に強いインパクトを与えるような空間を生み、鉄道建築協会「最優秀協会賞」を受賞するに至りました。
自分自身、なんとなく枠に収まってしまう部分にコンプレックスを感じていて、このように大胆な発想や大風呂敷を広げる行為は、時に大切なんだなと強く印象に残っています。最初から発想に枷をはめてしまっては何も生まれないんだなと実感しました。
初田 私はずっと小売りに従事していたのですが、この会社でこのキャリアは活きるんだろうか、と焦っていた時期が実はありました。ですがそんな中、ずっと携わりたかった商業施設の開発部門へ異動が決まって。異動の挨拶で、上司に「きみは電鉄のなかでリテールをずっとやってきた。商業部にリテールの現場でやってきた人材はいないから、その経験を活かしてほしい」と言ってもらえたことが、とても嬉しかったですね。「彼女は商業の素人だから」と見られているのではないかと不安だったのですが、これまでのキャリアをしっかりと認めてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

これからの東急電鉄についての想い

古川 私が今まで担当してきたリテール分野やポイント事業は、東急電鉄を長くご利用してくださっている、いわゆる「ロイヤルカスタマー」の方々にずっと支えられている領域です。先輩方が積み重ねた信頼やブランドで、東急電鉄という企業があることを実感します。でも、このままではダメだというのはいつも思っていて。なぜなら、新しい層(若者など)を東急ファンに新たにしなければ会社の成長はないと思うからです。 これからは、ますます、品質や価格の競争は激烈になっていきます。そこで勝ち抜いていかなければならないという危機感はありますね。
高橋 私もそう思います。街づくりを事業としている当社としては、今まで支えてくださったお客さまの期待に応えることはもちろん、新しいお客さまも獲得しなければ、会社は成長できない。そのために、競争戦略の一つとしてダイバーシティ推進を打ち出しているんです。よく、当社の社風はジェントルですねと言っていただけます。それは大変ありがたいことではありますが、そういう良さを活かしながら、一人ひとりの個性や仕事でのこだわりなど、各人で磨きあげた部分をもう少しお互いに出していくことで、さらに大きな成長が期待できるのではと感じています。お互いを尊重しつつ、だけど意見の相違を恐れず対話を重ねる。それが「ダイバーシティ=多様性を活かす」ことだと。その中から生まれる新たなサービスや商品によって魅力的な街づくりを実現し、会社の成長も図っていきたいですね。

就職活動をしている学生、
東急電鉄に入社を考えている学生へのメッセージ

初田 これは、入社後の話になりますが、入社したときに感じた違和感は、遠慮せずに言ってください。どんなときでもおかしいなと思うことはやっぱりあるはずで、思っても、業務に追われるうちに、恥ずかしいお話ではありますが、だんだん鈍感になって忘れていってしまう。新入社員から「なんでこうなってるんですか?」と純粋な質問があると、おかしな部分を思い出して、きちんと正していこうと気付かされます。そういう新入社員ならではの気付きを、鈍感になっている私たちに教えてほしいですね。それを期待しているのが当社の社風です。
古川 イノベーションという言葉がさまざまな場面で飛び交っていて、当社は長い歴史のある会社ではありますが、チャレンジしないと置いてかれてしまうという意識が高まっています。ですから、さまざまなことに興味をもって、自ら果敢に楽しく挑戦していくような人が、当社で活躍できるかと思いますし、きっと楽しめると思います。
加藤 これは、常に私たちも意識をし続けなければいけないと感じていることなのですが、入社して目の前の仕事に追われはじめると、つい枠のなかに入って頭が固くなってしまいがちです。ですので、将来へのビジョンというか、大きなストーリーを持っている人に入ってきてほしいなと思います。社会がどうなっていくのか、沿線がどうなっていくのか、お客さまの生活をどうしていきたいのか、想像力を働かせながら常に前を見て進める人と一緒に働きたいですね。
高橋 東急電鉄は、事業領域も広く、人々の暮らしにさまざまな面から関われる、自分の人生経験が多くの仕事に反映できる稀有な会社です。だから、仕事か家庭かじゃなくて、仕事も家庭も両方充実させたいという「欲張りな人」にはおすすめの会社だと思います。