社員紹介

鉄道事業本部 運転車両部 計画課
課長補佐

真鍋 宏嗣

HIROTSUGU MANABE

2002年入社
理工学研究科 機械工学専攻 修了

【鉄道】

幅広い視野をもって
従来にない斬新な鉄道サービスを
プロデュースする

私の仕事

相鉄・東急直通線に向けた鉄道ネットワーク計画を策定する

 入社して研修で駅係員と車掌の業務を経験した後、運転士として半年ほど田園都市線を担当しました。その後は、鉄道事業本部運転車両部でほとんどのキャリアを積んでいます。
 2010年から4年半にわたって籍を置いた車両課では、新造車両の設計や導入計画の策定を担当。現在は、計画課で運転・車両に関わる将来計画のプランニングや進捗管理に携わっています。
 2022年に予定される相鉄・東急直通線の開業に向けた計画の立案もその業務の一つです。直通線として他社の路線に東急の車両を乗り入れるためには、新造車両の導入や既存車両の改修を進めなければなりません。運転士や車掌の習熟訓練なども同様に必要です。開業までのスケジュールを念頭に置き、俯瞰的な視点からこれらの計画を策定し、スムーズに進捗するように管理しています。
 直通線を実現するためには、相鉄線ばかりでなく、すでに相互直通運転を実施している東京メトロ線をはじめ、関連する鉄道他社とのさまざまな調整が求められます。東急を代表して、このような折衝にあたるのも私のミッションです。

仕事の意義

画一的ではない、多様な価値を提供する鉄道事業へ

 私が常に意識しているのは、「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」という言葉です。私たちが日々の仕事に満足や充実を感じていなければ、お客さまに満ち足りたサービスを提供することはできません。「自分が笑顔でないのに、相手を笑顔にすることはできない」。その大切さを、私は駅係員、車掌、運転士をはじめとする鉄道の現場第一線での経験によって肌で学びました。
 一方、お客さまに提供するサービスに目を向けると、鉄道事業は「運輸業」から「サービス業」へと変革しようとしていますが、まだまだ取り組むべきテーマは数多くあります。自動車などを例にとっても、世代や家族構成、利用目的などに合わせてラインアップをそろえ多様な価値を提供しています。それに比べて同じ交通手段である鉄道のサービスは、旧来のまま画一的ではないのでしょうか。
 情報サービスにしても、車両のドア上に設置されるようになったディスプレイによって利便性は高まりましたが、進歩し続けるICTを取り込んでいけばさらに可能性は広がるはずです。そのヒントを求め、普段から東京ビッグサイトなどで開催される技術展にも足を運び、将来の鉄道事業に応用できそうな情報を集めています。 このようなサービスの革新については、東急のみならず、日本の鉄道、さらには日本の社会における課題だと感じています。より幅広い視野で東急全体の事業を見渡しながら、従来にない斬新なサービススタイルをプロデュースしていきたいと考えています。

印象に残るエピソード

歓声をあげて手を振る子どもたちの姿にジンときた

 2012年4月、渋谷の新しいランドマークとして誕生した「渋谷ヒカリエ」。当時、車両課にいた私は、そのプロモーションの一環として、これとタイアップした特別仕様車両「Shibuya Hikarie号」を東横線に導入する提案をしました。前例のないチャレンジだけに難航するかと思いましたが、上司や役員の承認を得るに至り、その後は社内の関連部門や車両メーカーを巻き込んで奔走しました。
 そして翌2013年4月、ついにデビューを迎え、渋谷駅から「Shibuya Hikarie号」が走り出しました。私はその最後部の車両に乗り込んでいました。春のうららかな陽を浴びて走る新型車両に、沿線の人々の視線が集まります。小学校の近くを走り抜けるとき、校庭のフェンスに鈴なりになって手を振るたくさんの姿が目に飛び込んできました。自分が企画した電車に、歓声をあげて大喜びする子どもたち。自分が成し遂げた仕事に感動して、思わずジンときました。

My History

入社前

1975年 東京生まれ。幼い頃から父親とともに電車を見たり乗ったりすることが好きで、鉄道に親しみを抱く。
2001年 大学では機械工学を専攻。だが、研究室にこもる生活は自分には向いていないことに気付き、メーカーではなく、子どもの頃から好きだった交通インフラ業界への就職を決意する。(写真)

入社後

2002年 入社。気の合う同期との慎独寮生活はその後の人生の大切な財産となった。
2003年 田園都市線の運転士に。お客さまの安全を預かる重責とともに、多様な人の力によって日々の走行が支えられている鉄道事業の偉大さを実感する。その後、鉄道事業本部運転車両部で検修課を経て車両課へ。
2013年 特別仕様車両「Shibuya Hikarie号」の設計に携わる。このとき、「渋谷ヒカリエ」の運営を担当していた社員は同期で、しかも慎独寮で相部屋だった。2人で意気投合して企画を練る。(写真)
2015年 4月に現在の計画課に異動。
オフタイムは、家族旅行や、大ファンのB’zのライブでリフレッシュ。スキー旅行や野球観戦、屋形船やダーツ大会、競馬観戦を企画するなど、部門や世代を超えた会社のメンバーで集まる機会も多い。