社員紹介

鉄道事業本部 工務部 施設課

小平 智子

TOMOKO KODAIRA

2008年入社
工学部 デザイン工学科建築コース(現:建築学科) 卒

【鉄道】

駅と街が一体となり、
世界から注目される街づくりを目指す

私の仕事

他部署と連携し、駅の有効活用を考える

 今年で入社8年目になりますが、研修後、鉄道事業本部・工務部・施設課に配属後、ずっと同じ部署に在籍しています。
 施設課では、鉄道に関わる建築の設計と工事を行っています。大きいものですと駅の改修や高架下建物の工事、小さいものですとトイレ、待合室、駅ナカ店舗の工事などです。計画立案から設計、デザイン、発注、施工管理まで一貫して行っています。
 施設課に配属されてから今年の3月まで、工事全体のプロジェクト管理を中心に現場管理等も行っていました。実際の図面・工事作業は、設計会社や施工会社などに発注します。図面を作る際、要望をいう場合もありますし、法規上問題がないか行政協議に一緒に行ったりもします。どのような施工計画でやるのか、実際に工事に立ち会う場合もあります。工事が終電後から始発前までに行う場合、4時間ぐらいしかありません。トラブルがあった場合、始発に支障をきたしますので、タイムマネジメントもしっかりやらなければいけません。
 2015年4月からは現場管理を離れ、他部署と連携して駅の有効活用を検討するチームに配属になりました。駅構内に新たなスペースを生み出して店舗等を新設してみてはどうか、また、エスカレーターを増設してみてはどうかなどを検討しています。駅の有効活用で、東急沿線のお客さまの利便性や東急各駅の魅力をさらに向上させていきたいと思っています。

仕事の意義

駅、街、人、の一体感を生むために

 駅は、街の玄関口です。初めて訪れる人にとって駅の印象は、街の第一印象となります。駅を作る仕事は、街の印象を作るとても重要な仕事となります。
 だからといって、見た目重視だけの駅では利便性が気になります。駅は万人に良いと思われるものを作ることが大切なのです。安全性、利便性、見た目など、検討しなければいけない項目がたくさんあります。例えば、階段やエスカーターの幅は広い方が良いと思われがちですが、その分ホームは狭くなり、電車を待つ人のスペースが狭くなります。このようにいろいろなことを想定して施設を作らなければいけません。2015年4月からの配属で、さらに駅と街との関わり方について、より俯瞰的、より多角的に考えるようになりました。
 今年、当社では戸越銀座駅をリニューアルするのですが、「工事中」という看板だけではなく、街を巻き込み、地域の方々とともに駅のリニューアルを楽しみにしていただけるようなポスターの掲出やイベントの計画を行っております。ハードだけではなくソフト面でも街と関わっていきたいと思っています。将来的にも東急グループ会社の連携をさらに強め、駅・街の付加価値をさらに高めて、世界からも注目される街づくりができたらと考えています。

印象に残るエピソード

どこまでできるか。私の挑戦

 約4年間携わった武蔵小杉駅の改修と駅ビル新設が一番心に残っています。入社して2、3年目の新人の頃でした。
 私は、工事全体を主体的に進捗させなければいけない立場でしたので40代・50代の方々にも指示を出す必要があります。当然、相手はベテランなので、私よりいろいろなことを知っています。どう指示を出したらいいのか。当初は伝えたくても具体的にどう説明をしたらいいのかわかりませんでした。
 階段の腰壁のサイズ・高さ・範囲はどうする、端部の形状はどうするか……、図面だけではわからない、電話では伝わらない。直接会って、実際測って決めるというスタンスで進めました。
 毎週金曜日の打合せは、主要メンバーでさらに打合せ。そこでも議論になることもあり帰りは0時を回ったことも。私はその際も、駅と商業施設の一体感を大事にしたいと考えていました。物理的だけでなく空間としての一体感。東急電鉄ならではできること。鉄道上の厳しい法規を守り、安全・利便性を確保したうえで、つながりが感じられるような開放感。どこまでできるか、私の挑戦でした。
 そしてやっとの想いで周囲を巻き込みながら、遂に完成した現在の武蔵小杉駅は、私にとって特別な駅なのです。

My History

入社前

1985年 長野県生まれ。父の仕事の関係で転校が多く、たくさんの友人と別れ、寂しい思いもしたが、おかげで人見知りを克服できた。
2001年 高校入学。美術部に所属し、油絵等を描く。一つのことにコツコツ取り組み、できあがったときに感じる「達成感」を知る。
2004年 大学では建築を専攻。服飾系のサークルに所属しファッションショーの企画運営も行った(写真)。海外旅行の資金集めにバイトにも没頭。ケーキショップのバイトからゼネコン設計部での模型作成のバイトまで幅広く経験。3年になり、将来のことを真剣に考える。当時流行りだしていたインターンシップに3週間ほど参加。さまざまな大学のメンバーに刺激を受ける。おぼろげながら社会で働くことのイメージが湧いた。社会で幅広く実践的に学びたいと思い、大学院進学ではなく就職の道を選択。

入社後

2008年 東急電鉄に入社。伝統である慎独寮での共同生活は不安だったがすぐに同期と打ち解けることができた。この年の女性新入社員は過去最多の12人。12人12色の個性的なメンバーに恵まれた。3カ月の駅係員、6カ月の車掌を経験。
2009年 鉄道事業本部工務部施設課に配属。厳しくも暖かい優秀な先輩に囲まれた。
生活ではオンオフを大切にしている。休日は自然の中で過ごしたり、趣味の着付けやネイルなどの教室にも通う(写真)。異なる仕事・生活・年齢の人たちと触れ合う機会を大切にしている。