事業分野と仕事内容

鉄道事業

日本一住みたい沿線を実現し、日本を代表する街をつくるために
その根幹を担う鉄道事業

安全対策に終わりはない。日々絶え間ない改善努力を続け、
安全・安心な鉄道を追求し続ける

あらゆるお客さまが安全に安心して利用できる鉄道を目指して

鉄道の使命。それは言うまでもなく“安全”です。東急電鉄では、お客さまの安全確保を最優先に考え、「ATC(自動列車制御装置)」や「ATS(自動列車停止装置)」、運輸司令所による運行管理により、運行の安全の確保に努めています。さらには、「早期地震警報システム」や「気象情報等の集中監視システム」、踏切における安全対策として、「障害物検知装置」をより検知範囲の広い三次元レーザレーダ式化するなど、最先端の技術を積極的に導入しています。
また、高齢者をはじめ、あらゆるお客さまが安心して利用できるように、駅・車両のバリアフリー化推進やホーム上の安全強化などを実施しています。ホームから線路への落下を防ぐホームドアの設置も、その施策の一つ。これまで取り組んできたホームドア設置計画を大幅に加速し、2020年を目標に東横線・田園都市線・大井町線の全駅へ設置していきます。
さらに、輸送障害対策や環境対策など、社会情勢の変化に対応し、お客さまのニーズを捉えたさまざまな施策を推進していきます。

終わりのない安全対策を積み重ねていく

2011年3月11日に発生した東日本大震災により、鉄道という社会インフラを担う企業として、災害・事故への対策の重大性をあらためて認識させられました。そこで東急電鉄では、災害や事故が発生したときのリスクを分析して、その被害を最小限にとどめ、早期に復旧するため、「平常時」、「発生直後の初動」、「復旧活動」の観点からさまざまな対策を策定。耐震補強工事や各種訓練の実施、帰宅困難者用の備蓄品配備、お客さまへの情報提供方法の多様化・迅速化などを進めています。
安全対策には「これで完全」という終わりはありません。妥協することなく安全を追求し続ける、限りのない努力の積み重ねが必要です。そして、それこそが「日本一住みたい沿線」を達成するための基盤となります。

ご利用されるお客さまにとって何がベストなのかを考え、着実に実行する
日本一住みたい沿線を実現するために、サービスの向上に終わりはない

お客さまの暮らしに直結する “輸送サービス”の向上

現在、東急線は、渋谷と横浜を結ぶ東横線、多摩田園都市の動脈である田園都市線をはじめ、目黒線、大井町線、池上線など鉄道7路線と、軌道線の世田谷線を加えた全8路線、104.9kmを運営しています。その利用者数は1日あたり約313万人、年間では11億人以上と、業界トップクラスの輸送人員を誇っています。
これら多くのお客さまの暮らしに直結する鉄道事業として、東急電鉄は相互直通運転先の鉄道会社などと連携し、広域鉄道ネットワークの形成と機能の高度化を図り、速達性の向上、乗換回数の減少や沿線地域の活性化などを追求。一人ひとりのお客さまの満足度の向上を目指し、さらに便利な“輸送サービス”を実現していきます。

さらに便利に!広がる鉄道ネットワーク

2013年3月に東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転を開始しました。これにより、みなとみらい線元町・中華街から横浜、渋谷を経由して、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武有楽町線・池袋線までがひとつの路線として結ばれ、所要時分が短縮するなど、便利にご利用いただけるようになりました。また、2017年春には東横線において座席指定制の直通列車(土休日)を導入し、ゆったり座れる快適なサービスを提供する予定です。さらに現在、相鉄・JR直通線の羽沢駅(仮称)から新横浜を経由し、東急東横線・目黒線日吉駅までの区間に連絡線を整備する計画が進行中。これにより、相鉄線との相互直通運転が開始され、神奈川県央部までが結ばれます。併せて新横浜駅付近へ新駅を設置することにより、新幹線へのアクセスも大幅に向上します。
また、今後ますます国際化が進む羽田空港へのスムーズなアクセスを実現するため、東急多摩川線と京急空港線を結ぶ「新空港線」の整備計画の検討も進めています。

多様化する社会のニーズ、常に進化するICT技術などを取り入れ、
さまざまな視点でさらなるサービスの向上に努める

「いい街 いい電車 プロジェクト」

これまで鉄道事業は『輸送サービス』の向上に努め、目的地までより安全に、正確に、より早くお送りすることに主眼をおいた施策を実行してきたといえます。しかし、成長社会から成熟社会へと移行し、より良いものを多様な選択肢の中から選べる時代、鉄道事業においても『輸送サービス』という意識だけではお客さまのニーズに十分応えるのが難しくなってきています。
2015年4月、東急電鉄は、みんながいきいきと働き、快適に暮らし、さまざまな楽しみがある街を実現するために、新たな取り組み「いい街 いい電車 プロジェクト」をスタートさせました。さまざまな安全対策や鉄道サービスの向上、お客さまや沿線地域社会との関わりなどを通して、街と電車がより良くなるためのプロジェクトです。東急電鉄は、さまざまな視点からお客さまが求めるサービスを察知。それを高い次元で実現することにより、『日本一住みたい沿線』に挑戦し続けていきます。

さまざまな取り組みで「日本一住みたい沿線」に挑む

「いい街 いい電車 プロジェクト」の一環として、列車の運行状況や駅の情報などをリアルタイムに知ることができる「東急線アプリ」を配信。2015年10月には、運行障害が生じた際、他社線を含む目的地までの迂回ルートが検索できる機能、2016年8月には、目的地までの所要時間の実績を表示する「駅間time」、さらに同年10月には各駅改札・コンコース付近の状態を画像として配信する「駅視-vision」のサービスを鉄道会社で初めて開始いたしました。また、JR東日本及び東京メトロとの3社連携により、各社アプリ上での「列車走行位置」「時刻表」の連携を開始するなど、ICT技術を活用して自社線のみに収まらない情報提供サービスの拡充を行っています。
また、2015年9月から、東京・多摩産材の木材による戸越銀座駅リニューアル「木になるリニューアル」に着手。お客さまのご意見を参考に、木造駅舎の雰囲気を踏襲してリニューアル。駅舎内外装を改修するとともに、商店街と連携した駅施設のデザインや街の情報発信機能等も整備し、2016年下旬に竣工しました。
今後も、地域にお住まいの方々とさまざまな魅力づくりに取り組み、更なる沿線の活性化に努めていきます。

事業分野と仕事内容

■鉄道事業本部

  • ●安全戦略推進委員会
    鉄道事業における安全戦略、安全マネジメントと危機管理の推進を行う。
  • ●事業戦略部
    鉄道事業戦略の策定、管理、環境対策などを行う。
  • ●事業推進部
    鉄道事業の広報、CS、地域・行政との連携施策の推進を担当する。
  • ●運輸営業部
    駅の安全やサービス全般、駅設備の管理など、駅業務全体を担う。
  • ●運転車両部
    列車の運行や事故防止、運転計画、車両の新造・改良・保守など、運行全般を担当する。
  • ●工務部
    線路の保守や、駅施設の改良工事、大規模改良工事、用地の取得や管理などを行う。
  • ●電気部
    電車や駅舎などに電気を供給する変電・電路設備や信号保安・情報通信・駅務機器などのシステムに関わる計画・導入工事・保守管理を行う。
  • ●ネットワーク事業推進部
    中長期にわたる鉄道ネットワーク事業を戦略的に策定・推進する。